ヘッドウェアの新たな定義

入念な作りから上質な素材に至るまで、Melinはパフォーマンス向けヘッドウェア業界に新たな風を吹き込んでいます。

文:エウニカ・エスカランテ
画像提供:MELIN
翻訳:尾崎由美

Melinの共同創業者であるブライアン・マクドネルは、子供の頃から野球帽に夢中だった。多くの若者と同じように、彼はどこへ行くにも帽子をかぶっていた。しかし、自分にぴったりの野球帽を見つけるのは、いつも苦労の連続だった。新しい帽子に慣れてきて、シルエットやカラーリングがようやく自分に馴染んできたと思うと、すぐに傷み始めてしまうのだ。 「それがいつも腹立たしかった。また一から探して、次の帽子を見つけ、馴染ませて、自分らしさを取り戻さなければならないからだ」と、マクドネルは2023年のインタビューで語った。

さらに、ハイエンドなスタイルを象徴する要素もありました。それは、デザイナーズバッグがどんなにシンプルな装いでも格上げしてくれるという点で、これは女性ファッションならではの特権のように感じられました。確かに、歴史的に見れば男性も高級時計を身につけていましたが、そのアクセサリーだけでは、決して大胆な主張にはなり得なかったのです。 「私にとって、ハンドバッグと帽子は、ワードローブを定義する上で同等の存在感を持っていた」とマクドネルは語った。「しかし、それで自分をアピールする手段はなかった。そこで浮かんだのが、『これを被っただけで、その人のスタイルと自信を格段に引き上げてくれるような(帽子の)ブランドは作れないだろうか』というアイデアだった」

この思考実験は、マクドネルが大学時代を通じて頭から離れなかった。最初はカリフォルニア州立大学チコ校で、その後ファッション・インスティテュート・オブ・デザイン・アンド・マーチャンダイジング(FIDM)に進学し、製造からマーケティング、販売に至るまで、アパレル企業を経営するための基礎を学んだ。 その後、彼は総合格闘技(MMA)の代名詞となったライフスタイルブランド「Tapout」で、5年間にわたり成功を収めた。Tapoutが急成長し、MMAの台頭と共にその大胆なグラフィックデザインが人気を集める中、マクドネルはチコ州立大学の友人であるコーリー・ロスに、ブランドのキーアカウント営業を率いるよう呼びかけた。その頃には、マクドネルが自身のブランドを立ち上げることを志していることは明らかだった。 2010年、Tapoutが買収に向けた準備を進める中、マクドネルとロスは自分たちのブランド像を構想し始めた。マクドネルが以前から抱いていた野球帽への愛着がここで浮上し、業界に対して長年感じていた不満が再燃した。何十年も経った今でも、「自分用に素敵な野球帽を買う方法などなかった。そもそも存在しなかったからだ」と彼は語った。「野球帽は常に後回しにされていた」 そのため、3年後にマクドネルとロスが、時代遅れのボールキャップ業界に革新をもたらすことを目指したプレミアム・ヘッドウェアブランド「Melin」を立ち上げたことは、決して驚くべきことではなかった。

彼らは当初から、この帽子を他のパフォーマンスウェアと同様の厳格さと意図を持って扱った。多くのキャップの定番である標準的なコットンツイルではなく、メリンは機能性素材に注力した。抗菌加工のライニング、吸湿発散性のある内側素材、そして水や熱、摩耗に耐えるよう設計された素材を採用した。構造についても再考された。長年見過ごされてきた細部が、注目の的となった。 プロのアスリートたちはすぐにその存在に気づきました。メリンの初期の支持者には、スケートボーダーのライアン・シェックラーやNFLのラインバッカー、ザック・ダイルズが名を連ねていました。ラインナップは拡大の一途をたどり、マイクロフリース裏地のベースボールキャップから耐水性のスナップバックまで多岐にわたりました。一方で、その控えめなデザインは、キャップを単なるカジュアルウェアの域を超えた存在へと昇華させました。

今回、ロイヤル・ハワイアン・センター、その定評あるスタイルをハワイにもたらします。ここでは、帽子愛好家の方々が、ハワイ限定のカラーバリエーションやデザインを含む、多彩なシルエットのアイテムをお求めいただけます。例えば、「Aloha, Honolulu」の文字が施されたカモフラージュグリーンの「コンパス・ハイドロ」などがラインナップされています。

MELIN

B棟1階

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